人々は小さな集団で森をさまよい、減りゆく物資をあさり、多くの場合は食人(カニバリズム)に走る。そんな世界で慎ましく過ごしていた青年はある日、突然現れた暴力的な集団が父親を殺し、恋人の治療薬を盗むのを目撃する。父親の復讐のため、恋人の治療薬を取り戻すため、青年はひとり、荒廃とした森を彷徨い続ける……。
監督は、本作が長編初監督作品となるベン・グッガー。同監督の15分間の短編『Coming of Age』(2015)が元になっている。主演は、本作が映画初出演となるジョセフ・コールマン。父親役には、『ゴールデン・リバー』などで知られるダンカン・ラクロワ。